17日午前9時5分ごろ、愛知県刈谷市のめっき処理会社「サーテックカリヤ」大津崎工場付近で、「オレンジ色の煙が上がっている」などと近隣からの通報が相次いだ。工場内のタンクから有害なガスが発生したとみて、県警刈谷署などは、付近を一時通行止めにし、住民に窓を閉めるよう呼びかけた。体調不良者は確認されていないという。
サ社の担当者によると、発生したのは亜硝酸ガスとみられる。従業員が作業手順を誤った可能性があり、担当者は「タンクで保管していた無電解ニッケルに硝酸が混ざり、亜硝酸ガスが発生した」と説明。「再発防止に努める」としている。
署によると、消防などがタンクに水を投入し、ガスの発生は正午過ぎに止まったという。(国方萌乃)
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