JR東海は14日、線路を走りながら異常を検知できる機器を搭載した東海道新幹線の営業車両「N700S」を、2026年度以降に順次投入すると発表した。客を乗せたまま検査できる上、引退する予定の点検車両「ドクターイエロー」より多くのデータを取得できるようになるという。

 丹羽俊介社長は東京都内で開かれた定例記者会見で「より速い速度で走る営業車両で精緻な検査をできるようになったことは感慨深い」と述べ「ドクターイエローを多くの方にご愛顧いただき、感謝申し上げたい」と語った。

 N700Sに導入される機能は、枕木の状態をモニタリングしたり、パンタグラフへの飛来物付着を検知したりできる。

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