佐賀県の玄海町議会は17日、原発の高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れを求める請願書が提出されたのを受け、原子力対策特別委員会を開いた。調査に応募するかどうかの審議が事実上始まったが、請願の扱いは話し合わず、約1週間後の再開催を確認した。複数の議会関係者は次回の特別委は25日で、採決まで行われるとの見通しを示した。現時点では調査推進派が全町議10人の過半数を占めているという。  原発がある市町村で核のごみ調査に関する請願が出たのは全国で初めて。核のごみの議論が全国的な広がりを欠く中、九州電力玄海原発が立地する町の判断が注目を集めている。


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