第2次世界大戦の空襲などによる民間人被害者の救済をめざす超党派の国会議員連盟(空襲議連)は17日、国会内で総会を開き、新会長に平沢勝栄元復興相を選んだ。事務局長には松島みどり元法相が就いた。
議連会長は2023年5月の北村誠吾元地方創生相の死去により、事務局長は柿沢未途前衆院議員が公職選挙法違反罪で有罪判決を受けたことにより、いずれも空席となっていた。
議連は、空襲などで心身に障害を負った存命の被害者に1人あたり50万円を給付する法案の成立を目指す。しかし、与党内で意見が一致せず、国会提出の見送りが続いている。
総会で平沢会長は「自民党の中も色々な事情で消極的な方もいるが、時間がない。一日も早く結果を出していきたい」と述べ、今国会への法案提出を目指す考えを示した。
松島事務局長は「ガザやウクライナに日本人の多くが同情している。来年は戦後80年。戦争責任や賠償とは離して、お見舞いの気持ちを表したい」と語った。
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