気象庁は10日、石川県能登半島で震度5強を観測した3日の地震で、緊急地震速報が実際の揺れより大きな予測を出したのは、近接した場所で1秒以内に2回の地震が起きたのが原因だと明らかにした。  気象庁によると、地震波を分析した結果、3日は午前6時31分39・6秒と31分40・3秒の2回、地震が起きていた。震源はいずれも能登半島の先端付近で、2キロの近さだった。  地震の規模を示すマグニチュードは1回目が不明、2回目が6・0だった。実際の揺れは2回目の地震が引き起こしたとみられる。  緊急地震速報は東北から近畿の26都府県で震度4以上を予測したが、実際に震度4以上は石川県と新潟県の一部だった。


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