栃木県栃木市藤岡町で9日、走行中の車から闘犬種「アメリカンピットブルテリア」2匹が逃げたと飼い主の男性(47)から県警栃木署に届け出があった。

 署によると、逃げたのは体長約70センチ、体重約32キロのオス(5歳)と、体長約70センチ、体重約25キロのメス(2歳)。ともに茶色で、オスは黒色、メスは黄色の首輪をつけていた。

 男性が8日夜、車の後部座席に2匹を乗せて走行中に窓が開き、逃げ出した。

 1匹がパワーウィンドーのボタンに乗ったため窓が開いたとみられるという。

 アメリカンピットブルテリアは闘犬用として生まれた犬種だが、ペット用としても広く飼われている。男性は「狂犬病の予防接種は受けている」と説明しているという。

 現場は、東武日光線・藤岡駅から東に約1・5キロの渡良瀬川河川敷近く。署員が住民の見守りのため、捜索をかねて周辺をパトロールしている。(高橋淳)

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