東急不動産(東京都渋谷区)は9日、東京・原宿で17日に開業する複合商業施設「東急プラザ原宿 ハラカド」を報道陣に公開した。地下1階には昔ながらの銭湯も設置されるなど、若者文化の発信地として知られる原宿で、新しいタイプの文化創造拠点を目指す。

「ハラカド」の小杉湯原宿の浴室=9日、東京都渋谷区で

 ハラカドは表参道と明治通りが交わる神宮前交差点の角地に立地。交差点はす向かいには「東急プラザ表参道 オモカド」があり、オモカドの大型モニターと連携した映像ショーなどを計画している。地上9階地下3階の延べ約2万平方メートルの建物には75店舗が入居。銭湯は東京・高円寺にある創業91年の老舗銭湯「小杉湯」が運営し、通常の都内の銭湯入浴価格(大人520円)で営業する。

「ハラカド」5階にある「原宿のまちの食堂」

 5、6階の飲食フロアには、DJブースのある焼き鳥居酒屋や町中華などの店舗が並ぶ。11月には3階に「うなぎパイ」製造元の春華堂(浜松市)が交流型カフェをオープンさせる。このほかデザイナーや映像編集者らクリエーターの交流の場も設置。来訪者が最新の仮想現実(VR)の体験もできる。

「ハラカド」3階にあるクリエイターズプラットフォーム

 基本の営業時間は、物販・サービス店舗が午前11時~午後9時、飲食フロアが午前11時~午後11時。(鈴木太郎) 

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