大津市の民家で5月、この家に住む男性(60)の遺体が見つかった事件があり、滋賀県警が、近くに住む30代の男が殺害に関与した疑いがあるとみて捜査していることがわかった。容疑が固まり次第、逮捕する方針。捜査関係者が取材に明らかにした。男は遺体発見から2日後に銃刀法違反容疑で県警に現行犯逮捕されていた。

 県警によると、亡くなったのはレストラン経営の新庄博志さん。自宅のリビングでうつぶせの状態で倒れているのを訪ねてきた親族が見つけた。刃物で切られた多数の刺し傷や切り傷があり、司法解剖の結果、死因は出血性ショックだった。5月24日夜に死亡したと推定されるという。

 一方、男は5月28日深夜、大津市内の路上でナイフを持っていたとして、パトロール中の警察官に銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕された。ナイフはリュックの中から見つかったという。県警は2人の接点などを調べている。

 新庄さんは大津市内でレストランを経営する一方、保護司として罪を犯した人や非行少年の立ち直りに携わっていた。(鈴木洋和)

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