塾で教え子のスカート内を盗撮しようとした疑いで逮捕された、兵庫県宝塚市にある学習塾経営の男(31)が「これまでに塾で1千回以上、教え子を盗撮した」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。

 県警が押収したスマートフォンなどからは、塾内で盗撮したとみられる動画が約1600点見つかった。

 映像の記録などから、5年ほど前から小中学生の女子らを狙った盗撮が繰り返されていた疑いがあると県警はみている。

 宝塚署は今月5日、別の教え子に対する不同意わいせつや性的姿態撮影等処罰法違反(撮影)の疑いで男を再逮捕した。

 署によると、再逮捕容疑は5月12日、経営する宝塚市内の学習塾内で、教え子の女子中学生(12)の下着を引っ張るなどのわいせつな行為をしたうえ、スマートフォンで胸を盗撮したなどというもの。容疑を認めているという。

 生徒は別の生徒とじゃれあっていて被害に気づかなかった。

 男は、当時小学6年だった少女のスカート内の下着を盗撮しようとしたとして、5月に逮捕された。捜査の過程で、今回の再逮捕容疑となった動画が見つかったという。

捜査関係者によると、男は「いつでも動画が回せるように常にスマートフォンを手に持っていた」と供述しているという。(宮坂奈津)

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