車の大量生産に必要な「型式指定」を巡る認証不正があった問題で、国土交通省は6日朝、道路運送車両法に基づき、スズキの本社(浜松市中央区)に立ち入り検査に入った。

 スズキでは、2017年まで販売していたアルトの商用車のブレーキの試験で、実際の結果と異なる数値に書き換える不正が確認された。国交省は、品質を受け持つ関係者から話を聴いたり、試験記録を確認したりして、不正の事実関係を調べる。検査結果を踏まえ、行政処分の可能性についても検討するという。

 国交省は4日にトヨタ本社、5日にヤマハ発動機本社に立ち入り検査に入った。ほかに不正が報告されたマツダ、ホンダに対しても順次立ち入り検査を実施する予定という。(角詠之)

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