子会社の工場新設に関する未公表情報をもとにインサイダー取引をしたとして、東京地検特捜部は5日、再生可能エネルギー事業を手がける会社「Abalance(エーバランス)」(東京都品川区)の元執行役員・堀内信之容疑者(60)を金融商品取引法違反の罪で起訴し、発表した。関係者によると、起訴内容を否認しているという。
発表などによると、堀内元執行役員は2023年1月中旬ごろ、太陽光パネルの製造販売を手がける子会社のベトナムでの工場新設に関する重要事実を把握し、そのうえで公表前の同月下旬ごろにエーバランスの約1万9400株を5316万円で買い付けたとされる。同社の株価は重要事実の公表後に値上がり、約5千万円の売却益を得たという。
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