スーパーコンピューター「富岳」の後継機について、文部科学省の有識者委員会は5日、人工知能(AI)の計算で世界最高水準の性能を目指すとする報告書をまとめた。計算能力は富岳の5~10倍以上とし、理化学研究所(理研)を開発主体に2030年ごろまでの運転開始を目指す。  理研計算科学研究センター(神戸市)で稼働する富岳は、5月時点で世界の計算速度ランキング「TOP500」で4位。理研によると、毎秒44京2千兆回の計算が可能。報告書は、ランキングのみを追求せず、産業や科学研究などあらゆる分野に、世界水準の計算能力が提供できることが必要だと指摘した。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。