東京都八王子市は4日、地震などの災害が起きたときに一時保護したペットを飼育管理してもらう支援活動に関する協定を、ヤマザキ動物看護大学(同市南大沢4丁目)と締結した。

 同大は日本で唯一の動物看護学部を持つ大学。支援するのは犬や猫、小動物といった市民が飼うペットを想定する。災害が起きて何らかの理由で市が一時的に預かった動物や、動物病院などで治療した後の動物を飼育管理するほか、避難所に同行避難した動物に対する飼育管理の助言や指導、支援物資の配給などを支援する。

 「ペットとともに避難するのは周りの理解も必要で、当たり前の世の中にしないといけない。取り組みをともに進めたい」と初宿和夫市長。同大の山崎薫学長は「少子高齢化のなか、ペットはいまや人生の大事なパートナー。細かい内容については今後、市と話し合っていきたい」と話した。(上田学)

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