5月31日に始まった「禁煙週間」に合わせ、都庁第一本庁舎や東京芸術劇場など、都内の複数の施設が受動喫煙防止のシンボルカラーのイエローグリーンにライトアップされている。

 東京都と都医師会が実施。31日夜に東京スカイツリー(墨田区)であった点灯式で、都医師会の尾崎治夫会長は「たばこの害を防ぐことは都民の健康を守るために本当に大事な対策。色々なところをイエローグリーンに染め上げて、たばこ対策の重要性を分かっていただきたい」と話した。禁煙週間は6月6日まで。

 厚生労働省の国民生活基礎調査によると、都民の喫煙率(2022年)は、20歳以上の13・5%(男性20・2%、女性7・4%)。都は10%未満(男性15%未満、女性5%未満)とする目標を掲げている。

 また、受動喫煙について都が昨年11月に行った意識調査では、飲食店などで「受動喫煙を経験した」人は49・5%で、前年から3・2ポイント増えた。都はコロナ禍が明けたことなどが影響しているとみる。(太田原奈都乃)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。