茨城県東海村の山田修村長は31日の定例記者会見で、日本原子力発電東海第2原発(東海村)で建設中の防潮堤に施工不備が見つかり、原電が当初9月とした工事完了を「厳しい状況」としながら工期を変更しない対応を批判した。「誰が見ても難しいのに、なぜ認めないのか」と述べた。  山田村長は27日に周辺5市の首長と施工不備があった現場を訪れ、鉄筋がむき出しになっている状況を視察しており、「難しい工事だからこそ細心の注意を払ってやってほしい」と注文を付けた。  昨年6月、防潮堤の基礎部分でコンクリートが十分に行き渡っていなかったことが判明し、工事が一部中断している。


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