【兵庫】神戸市須磨区の「須磨海浜水族園」(スマスイ)から生まれ変わり、「神戸須磨シーワールド」(須磨シー)が6月1日にオープンする。30日に記者会見を開いた水村樹人・総支配人は「市民に誇りに思ってもらえる施設を目指したい」と抱負を語った。
須磨シーは三つの建物と併設するホテル(80室)から成る。運営は指定管理者から民設民営に変わる。スマスイでは昨年5月の閉園時に約400種類、約8千点の生物を展示していたが、須磨シーでは約560種類、約1万9千点になる。
目玉としているのは、西日本で唯一となるシャチの展示。シャチ2頭のパフォーマンス(約20分間)を楽しめる約2500人収容のスタジアムのほか、幅約21メートル、高さ約2・7メートルのガラス越しに泳ぐシャチを見ながら食事ができるレストランもある。
イルカのパフォーマンス(約20分間)を見ることができる収容人数約1600人のスタジアムも整備。泳ぐイルカを観察できるホールも設けた。
スマスイにいた生物の約9割を移した建物には鳴門の渦潮を再現した水槽や毎分約6トンの水が流れる滝、水量約670トンの水槽がある。アシカやアザラシ、ペンギンなどを見ることができる。
初年度の来館者数は10カ月で200万人、ホテルの年間稼働率は86%が目標だという。
入館料は時期によって異なり、高校生以上2900~3700円、4歳~中学生は1700~1800円、65歳以上2300~3100円。(森直由)
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