旧江戸城外堀の浄化計画への理解を深めてもらおうと、江戸時代の浮世絵師・歌川広重の連作「名所江戸百景」に描かれた水辺の風景を堀ののり面に投影するプロジェクションマッピングが30日夜、東京都千代田区立外濠(そとぼり)公園で始まった。来月2日までの毎日午後7時半〜9時、誰でも無料で観覧できる。

◆外堀では近年、「アオコ」が大量発生

旧江戸城外堀ののり面に投影されたプロジェクションマッピング(木戸佑撮影)

 江戸の水辺や街並みなどの浮世絵がモチーフのデジタルアニメーションが各回約8分間、のり面約100メートルに映し出され、訪れた人々が見入っていた。  外堀には近年、藻類の「アオコ」が大量発生し、景観の悪化や異臭を招いている。都は2030年代半ばを目標に浄化計画を打ち出し、水の滞留を防いで水質を改善するため、下水再生水や荒川河川水を引き入れる導水路の新設などを検討している。

旧江戸城外堀に投影されたプロジェクションマッピング(木戸佑撮影)




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