今期から五番勝負に縮小された「本因坊戦」は、タイトルを持つ一力三冠が挑戦者の余八段に対してここまで2勝負けなしで、防衛まであと1勝としていました。

対局は三重県鳥羽市で行われ、序盤から速い展開で進み、形勢判断の難しい複雑な局面が続きました。

終盤、後手で白番の一力三冠が余八段を突き放し、午後6時16分、258手までで余八段が投了。

一力三冠が3連勝で「本因坊」のタイトルを初めて防衛しました。

対局後、一力三冠は「結果を出せてほっとした。シリーズを通して持っている力はそれなりに出せたかなと思うが、自信のない展開もあり、よくしていける余地はあるのかなと感じた」と話していました。

一方、敗れた余八段は、「3局ともはっきりとよかった局面はなかったが、精いっぱい打った結果なので仕方ないと思う。次につながるように頑張りたい」と話していました。

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