東京電力は30日、福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的な採取に、8月にも着手すると明らかにした。原子力規制委員会から伸縮パイプ式装置を使う工法への変更の認可を受け、装置の差し込み口となる原子炉格納容器の貫通部の堆積物除去も完了したことから、10月までの着手を目指すとしていた工程を具体化した。  格納容器内からの強い放射線を遮蔽する構造物を6月中に貫通部に取り付け、採取したデブリを受け入れる容器を設置。現場にパイプ式装置を搬入して規制委の使用前検査を受け、合格すれば8~10月に取り出しに着手できる見込みという。


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