米国の「アーバンランド研究所」(ULI)がこのほど発表したアジア太平洋地域の2024年の都市別住宅家賃ランキングによると、東京(23区)は円安の影響もあり、前年から順位を下げ、14位だった。大阪など他の日本の4都市は平均的な月収に占める家賃の比率が最低水準となり、家賃負担の圧迫が小さかった。  調査は22年から3回目で、11カ国の主要48都市を対象とした。24年の平均家賃(月額)の首位はシンガポールの2897ドル(約45万4千円)。前年に比べ11・6%上昇した。2位はシドニー(1963ドル)、3位は香港(1725ドル)で、トップ3は前年と変わらなかった。  東京(23区)の平均家賃は613ドルと前年比1・8%上昇したが、伸び率は低く、順位は前年の10位から落ちた。29位の横浜(443ドル)、35位の立川(377ドル)、38位の福岡(350ドル)、39位の大阪(342ドル)も軒並み順位を下げた。


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