兵庫県川西市は29日、市立川西病院(2022年閉院)で17年に80代の男性が受けた胆管結石の手術でミスがあったと発表した。男性は2カ月後に亡くなり、市は賠償金1500万円を支払うことで遺族と合意したという。
市によると、男性は17年6月、内視鏡による結石の砕石手術を受けた。医師がガイドワイヤを奥に進める操作中、抵抗があったので結石に当たったと考え、さらに奥に進めたという。
術後、確認のためCT検査をしたところ、造影剤が腹腔(ふくくう)内に漏れており、膵管(すいかん)の壁に穴が開いていることがわかった。ガイドワイヤの操作ミスが原因とみられるという。
手術翌日の検査で膵炎(すいえん)が認められ、重症化傾向だったため集中治療室のある病院に転院。男性は約2カ月後に合併症の重篤化で亡くなった。
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