横浜市西区老松町で28日午後10時20分ごろ、住宅付近から出火し、隣接する住宅などにも燃え移り、計8棟が焼けた。神奈川県警戸部署によると、8棟のうち全焼は4棟。けが人はいないという。出火当時、市内では最大瞬間風速24.9メートルを観測し、住民らは「強風であっという間に火が燃え広がった」と話している。

 戸部署によると、火元とみられるのは木造2階建ての住宅で、全焼した。出火当時、住人は不在だったという。署が出火の原因を調べている。

 現場はJR桜木町駅から西に約600メートル離れた住宅街。近くの中学校などに約50人が避難した。

 住民の女性は取材に「爆発音がした後、あっという間に燃え広がり、焦げたトタンが自宅の敷地内に飛ばされてきた。怖くて、高齢の母親と避難した」と答えた。70代の男性は「道が細く、現場まで消防車が入れずホースを延ばして消火していた」と語った。(手代木慶)

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