多摩川の河川敷で昨年12月、無職原唯之さん(当時46)=東京都江戸川区=の遺体を遺棄したとして、元交際相手で無職西高舞容疑者(32)=大阪府高槻市=と家族ら計5人が逮捕された事件で、原さんの遺体を入れたスーツケースには複数のダンベルがつけられていたことがわかった。県警は、おもりをつけて川に沈め、事件の発覚を免れようとしたとみて捜査している。

 捜査関係者によると、スーツケースは昨年12月中旬に東京都大田区の量販店で、複数の容疑者によって購入されたものという。原さんは同時期に自宅アパートを出た後、自宅に戻っておらず、県警は事件に巻き込まれるまでの足取りを調べている。

 5人は昨年12月中旬ごろ、原さんの遺体を同区本羽田の多摩川河川敷付近に遺棄したとして、今月26日に死体遺棄容疑で逮捕された。(加藤美帆)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。