建設現場でアスベスト(石綿)を吸い込み肺がんや中皮腫などになったとして、20都道府県の元労働者や遺族ら計129人が建材メーカー21社に計23億8150万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審第1回口頭弁論が28日、大阪高裁(徳岡由美子裁判長)で開かれた。
2016年9月~21年10月に大阪地裁に提訴された第2陣、3陣訴訟。大阪府内に住む元労働者で70代の男性原告が意見陳述し「メーカーはいつまでも争うのではなく、救済に動いてほしい。私が生きているうちに解決して」と訴えた。
昨年6月の一審大阪地裁判決は、パナソニックホールディングス(大阪府門真市)など12社の賠償責任を認定した。
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