朝鮮戦争で生き別れた「離散家族」や拉致被害者らが日本と韓国、北朝鮮を自由に往来できることを目的とした人権団体が25日、発足記念のシンポジウムを大阪市北区で開いた。参加者からは国民が厳しく統制、抑圧されている北朝鮮の人権状況を深刻視する声が相次ぎ、共同代表を務める洪敬義さんは「移動の自由は人権の柱。国際社会がもっと目を向けるべきだ」と訴えた。
団体は「Free2Move」で、これまでに日本への脱北者らに聞き取り調査を行い、北朝鮮での生活実態をまとめた報告書を国連に提出。国民が居住地を選ぶ自由がなく、国内移動にも通行証が必要だとして、基本的人権が著しく侵害されていると強調している。
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