一般公開された、再建中の首里城正殿の屋根=25日午前、那覇市

 2019年10月の火災で大半が焼失した首里城(那覇市)で25日、再建中の正殿を風雨から守るための仮設の覆い「素屋根」内部が一般公開され、訪れた観光客らが塗装前の柱や壁などの状態を間近で見て楽しんだ。1月に始めた屋根の工事がほぼ完了。首里城を管理する内閣府沖縄総合事務局などが企画した。26日まで。  素屋根内部に入った修学旅行生や観光客らは、美しい木肌が見える状態の正殿の軒や柱に見入っていた。  再建は22年に始まり、23年末に骨組みができた。国や県は25年度中に特徴的な赤瓦を設置、漆やベンガラと呼ばれる赤色顔料で外壁などを塗り、26年秋に正殿全体が完成する予定。


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