東京都の小池百合子知事
東京都の小池百合子知事(71)が、任期満了に伴う都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に3選を目指して出馬する意向を固めたことが、複数の関係者への取材で分かった。29日に開会する都議会第2回定例会での正式表明を軸に検討しているとみられる。(渡辺真由子、三宅千智、中山高志) 複数の関係者によると、特別区長会や市長会から28日にも小池知事に対し出馬要請がある見通し。知事周辺はすでにマニフェスト(公約)づくりに着手し、出馬表明の調整にも入っているという。◆24日の会見では明言を避けていた
小池知事は24日の会見で「現職として職務にしっかり当たっているところ」と述べるなど、知事選の対応について明言を避けていた。一方で、都議会自民党は、小池知事が立候補表明した場合に何らかの形で支援を目指す方向性を確認。都議会公明党からも小池知事を支持する声が上がるなど、都庁内や都議会内では3選出馬を既定路線とする見方が広がっている。 小池知事は2016年7月の都知事選で初当選し、2期目。近年は、高校授業の実質無償化や18歳以下の都民に月5000円を支給する「018サポート」など少子化対策や子ども支援策に力を入れており、公約にこうした政策を盛り込むとみられる。 都知事選を巡っては、広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)らが出馬の意向を示している。主要政党では、立憲民主党と共産党が市民団体と連携して統一候補擁立を急いでいる。日本維新の会も擁立を目指している。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。