インターネット広告動画の制作で得た収入を申告せず、約4800万円を脱税したとして、東京国税局査察部が、広告会社「FENOMEN」(東京都中央区)と岡田剛士代表(31)、父親の栄造氏(61)を法人税法違反容疑で東京地検に告発していたことが24日、わかった。告発は3月27日付。

 関係者によると、岡田代表らは、2020年8月期の同社の法人所得が約1億9300万円あったのに、コンサル料を支払ったかのようなうその契約書をつくるなどしたうえで、税務申告をせずに脱税した疑いがある。

 得た金は品川区内の2人の自宅に現金で保管されていたとみられる。朝日新聞は2人に取材を申し込んだが、回答はなかった。(花野雄太)

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