参院環境委で答弁する伊藤環境相=23日午前

 参院環境委員会は23日、伊藤信太郎環境相との懇談で水俣病被害者らの発言が遮られた問題に関する集中審議を実施した。伊藤氏は発言遮断を「大変遺憾。大変申し訳ない」と改めて謝罪し、「損なわれた関係の修復に取り組む」と述べた。  野党側は環境省の姿勢を追及した。救済策の見直しを求める声が上がっていることを問われると、伊藤氏は「現行法でできることを最大限やっていく」と従来の答弁を繰り返した。  懇談は1日に熊本県水俣市で行われた。伊藤氏は8日、現地で被害者団体に謝罪。13日付で水俣病タスクフォースを設置し、懇談の再開催に向けて調整している。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。