悪質なホストクラブをめぐっては、飲食代をホストが立て替える「売掛金」として、あとから多額の代金を請求されたり、女性が返済のために売春をさせられたりするなどの被害が相次いでいます。
22日は、被害を受けたという女性や家族などが厚生労働省を訪れ、武見大臣と面会しました。
その中で、女性がマッチングアプリなどでホストと出会ったあと、ことば巧みに誘導されて、返済能力を超えた借金を背負わされ、売春をあっせんされるなどした経験を報告し、対策の強化を求めました。
これに対し、武見大臣は、被害者の相談を受ける支援センターの職員の研修を強化する考えを示しました。
面会のあと、被害にあった女性は「ホストクラブで2500万円ほどの借金を抱え、暴力を受ける恐怖がありながら海外で売春をさせられたりしました。注意喚起や相談体制を強化してほしいです」と話しました。
大学生だった娘が被害にあったという女性は「ホストは女性を洗脳するのがうまく、娘は半年で1200万円の売掛金を背負わされ、1人で悩んでいました。親として胸が張り裂けそうなほど苦しいです」と話していました。
厚生労働省では、最新の手口をホームページで周知するなどの対策を、さらに充実させる予定です。
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