広島の被爆者7団体は22日、広島市の平和記念公園で日本政府に核兵器禁止条約の批准を求める署名活動をした。ちょうど1年前の5月に、G7広島サミットで「核軍縮広島ビジョン」が発表されたにもかかわらず、米国が今月14日に臨界前核実験をしたとして「被爆者は黙っていられない」と訴えた。

 広島県原爆被害者団体協議会の佐久間邦彦理事長(79)はマイクを手に「核兵器をなくそうとG7の国々は誓った。核軍縮に向け話し合いをすべきだ。二度とこんな苦しみを味わわせない」と声を張り上げた。

 もう一つの県被団協の箕牧智之理事長(82)は「核兵器は一度使われれば、人類の破滅につながる」と警鐘を鳴らした。

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