関西電力は21日、高浜原発4号機(福井県高浜町)で定期検査を終え、営業運転を再開した。昨年12月に定検に入ったが、蒸気発生器の伝熱管4本に損傷が見つかり、当初の予定より3週間遅れた。  定検では、燃料集合体157体のうち69体を取り換えた。原子炉格納容器内で発生させた蒸気をタービンに送る主蒸気管で、放射線量の上昇を高感度で検知する装置なども交換した。損傷が見つかった蒸気発生器の伝熱管には栓をし、今後使用しない。次回の定検は2025年5月の予定。  高浜4号機は25年6月で運転開始から40年を迎える。関電は原子力規制委員会に運転期間の20年延長を申請している。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。