今年の梅雨入りは全国的に平年より遅めとなりそうだ。気象庁は21日、全国に先駆けて沖縄地方と鹿児島県の奄美地方が梅雨入りしたとみられると発表したが、昨年と比べ、いずれも3日遅く、平年よりも沖縄は11日、奄美は9日遅かった。

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 日本気象協会の20日時点の予想では、九州南部も5月下旬の梅雨入りとなる見込み。6月中旬には前線が本州まで北上し、九州北部から東北の各地方で続々と梅雨入りしそうだという。

 平年よりも太平洋高気圧が北へ張り出すタイミングが遅く、これに伴って前線もゆっくりと北上するため梅雨の時期が遅れる、と同協会は見込んでいる。東北と北陸は平年並みか遅く、関東甲信、近畿、東海、中国、四国、九州北部は平年より1週間程度遅くなる見通し。

 気象庁は、向こう1週間の天候予測などをもとに速報値として梅雨入りを発表しており、毎年9月の見直しで梅雨入り日を確定させている。(大山稜)

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