福岡県警戸畑署は20日、成人式の貸衣装代を払わないとして裁判所から呼び出された手続きに出頭しなかったとして、民事執行法違反(陳述等拒絶)の疑いで、北九州市若松区の自称自営業、大捕依舞樹容疑者(27)を逮捕した。「出頭しなければならないとは知らなかった」と容疑を否認している。

 同容疑での逮捕は珍しく、2020年の改正民事執行法施行で罰則が強化されて以降、同罪での起訴は全国で1件しかないという。

 署などによると、大捕容疑者が衣装代など約24万6千円のうち、3万円しか支払っていないとして貸衣裳店側が提訴。財産開示手続きを申し立てた。逮捕容疑は同手続きの期日に出頭しなかった疑い。

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