スキーのジャンプ台を着地ゾーンから頂上に向かって駆け上がる人たち=18日午前、札幌市の大倉山ジャンプ競技場

 1972年の冬季五輪の競技会場となった札幌市の大倉山ジャンプ競技場で18日、標高差130メートルのラージヒルジャンプ台を駆け上がるヒルクライムレースが行われた。男女合わせて過去最多となる1644人が参加し、まるで断崖のような最大傾斜37度の急斜面に挑んだ。  夏を思わせる強い日差しの下、ジャンパーがゴールする地点からスタート。ランナーは途中から四つんばいになりながら人工芝や木の足場が組まれた約400メートルの斜面を上っていった。  北海道千歳市の自衛官牧内睦さん(38)は「足を前に出すのがやっと」。同僚と参加した札幌市の鍼灸師杉野洋太さん(35)は「予想以上にきつかった」と話した。


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