長崎市は17日、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館に納められている原爆死没者19万5704人分の名簿200冊を、館内で外気にさらし湿気を除く「風通し」をした。名簿に傷みがないかどうかを確認するため、例年梅雨入り前に実施している。  市によると、新たに死亡が確認された3322人を追加し、重複が判明した17人を削除したため、名簿は昨年の風通しから3冊増えた。名前が分からない犠牲者のために作成された白紙の名簿と、広島で被爆し、長崎での奉納を希望した97人の名簿各1冊も含まれる。長崎市は1968年に名簿の作成を始めた。氏名や死没の年月日、年齢が記されている。


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