米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、移設予定地周辺の住民4人が、埋め立てを認めた国土交通相の裁決の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、福岡高裁那覇支部(三浦隆志裁判長)は15日、原告適格を認めず訴えを却下した一審那覇地裁判決を取り消し、審理を差し戻した。  2022年4月の一審判決は、居住地域は埋め立て区域と距離があり、米軍機の騒音などの被害を直接受ける恐れがないと判断していた。  県は2013年に辺野古沿岸部の埋め立て工事を承認したが、18年8月、予定海域に軟弱地盤が見つかったことなどを根拠に承認を撤回。国交相が19年4月の裁決で撤回を取り消した。


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