逮捕されたのは、東京・中央区の資産運用コンサルティング会社、「THE GRANSHIELD」の社長、中村佳敬 容疑者(46)と元社員らあわせて8人です。

警視庁によりますと、4年前の令和2年から去年にかけて、会社の顧客などから国の登録を受けずに1億3000万円余りを集めたとして、金融商品取引法違反の疑いがもたれています。

社長らは「診療報酬の債権化の事業で年利20%の配当を得られる」などと言って出資を勧誘していたということです。

警視庁の捜査で、事業が行われた形跡は確認されず、集めた資金を配当に回す自転車操業の状態だったとみられています。

社長と元社員はいずれもファイナンシャルプランナーの資格を持ち、最近の投資ブームのなか資産形成に関心を持つ顧客などに「NISAやiDeCoよりもお勧めだ」などと説明していたということです。

警視庁は違法に集めた金がおよそ80億円にのぼるとみて捜査しています。

社長らの認否を明らかにしていません。

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