【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)の銀行口座から金を盗んで不正送金したとして銀行詐欺などの罪に問われた元通訳、水原一平被告(39)が14日、罪状認否のためロサンゼルス連邦地裁に出廷した。既に罪を認める司法取引に応じているが、この日は手続き上の理由から形式的に無罪を主張。次回審理で罪を認める見通しだ。
水原被告は連邦地裁が入る建物に弁護人と共に徒歩で出入りした際、報道陣の問いかけに応じなかった。
司法省によると、次回審理後、新たに期日が設定され、判決が言い渡される見込み。言い渡しは数カ月後になる可能性があるという。刑期は最長で禁錮33年だが、連邦地検は司法取引に基づき、刑の軽減を申し入れる。
14日の罪状認否は治安判事の下で実施。ただ治安判事には法定刑の上限が禁錮1年以上の「重罪」について有罪答弁を取り扱う権限がないため、この日は形式的に無罪を主張した。次回審理で権限を持つ別の判事の下、罪を認めることになる。
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