1991年5月14日、今の滋賀県甲賀市で信楽高原鉄道の列車とJR西日本の列車が正面衝突し、乗客など42人が死亡し、628人がけがをしました。

事故から33年となる14日、事故現場近くの慰霊碑の前で追悼式が行われ、遺族や鉄道会社の幹部、それに滋賀県の三日月知事などおよそ20人が参列しました。

参列者は全員で黙とうしたあと慰霊碑に花を手向け、事故が起きた午前10時35分すぎには、列車が哀悼の意を示す警笛を鳴らして通過しました。

【事故当時の映像】NHKアーカイブス 信楽高原鉄道 列車衝突事故

追悼式で信楽高原鉄道の正木仙治郎社長は「事故を直接知る社員はいなくなりましたが、いつまでも事故のことを胸に刻み、二度とあのような事故を起こすことがないよう風化防止に努めます」と述べました。

また、JR西日本の長谷川一明社長は「事故の悲惨さや命の大切さを心に刻み、重い反省と教訓を踏まえ、経営層が先頭に立ち、お客様起点、現場起点でハード・ソフト両面での改善を継続し、さらなる安全性の向上に努めて参ります」と述べました。

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