埼玉県久喜市が管理する同市北青柳の北青柳公園で、小学生の男児がごみ置き場の屋根のトタン板に衝突し、右目の上下を15針縫うけがをしていたことが13日わかった。

 市と男児の母親によると、事故があったのは4日午後5時ごろ。公園北側の道路に面したごみ置き場は、コンクリートブロックが積み上げられ、高さ130センチの屋根の部分にトタン板が置かれている。道路と反対の裏側のトタン板の一部が、ひさしのようにせり出しており、追いかけっこで走っていた男児の顔が当たったという。近くにいた母親が病院に運んで治療を受けた。

 公園は近くの農業集落排水処理施設に併設して設置され、2019年から市が管理している。ごみ置き場は15年ほど前から使われておらず、市はトタン板の危険性を把握していなかったという。

 永沢憲一・公園緑地課長は市が管理する公園で事故が起きたことについて「たいへん申し訳ない」と話し、他の公園で同様の危険箇所がないか点検しているという。(佐藤純)

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