福岡市博多区の商業施設「キャナルシティ博多」のアクセサリー店で昨年1月、ネックレス約160点(約2500万円相当)が盗まれた事件で、福岡県警は、別の窃盗罪などで公判中の男(29)=福岡市城南区=が事件に関わった疑いが強まったとして、窃盗と建造物侵入容疑で再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、男は昨年1月11日未明、閉店したアクセサリー店の出入り口付近のガラスを割り、ショーケースからネックレス約160点を盗んだ疑いがある。このうち46点(約127万円相当)について、知人から保管を依頼され、自宅のベランダに置いていたとして、福岡市中央区の20代の男が昨年5月に盗品等保管罪で起訴され、その後、有罪判決を受けている。この男の供述や現場付近の防犯カメラの捜査から、関与が浮上したという。

 今回、福岡県警が逮捕する男は、福岡県那珂川市の携帯電話販売店でスマートフォン33台(約463万円相当)を盗んだ疑いで昨年9月に逮捕され、その後起訴された。これまでに計7回逮捕されている。(鳥尾祐太)

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