子どもの権利条約採択35年を記念して、大阪弁護士会が11日、「表現の自由と子どもの意見表明権」をテーマにシンポジウムを開催した。元国連子どもの権利委員会委員長の大谷美紀子弁護士がビデオを通じて講演。「大人が子どもを主体として認めて耳を傾けることが重要だ。人権と多様性を尊重してほしい」と話した。

 子どもの権利に詳しい西村英一郎大阪弁護士会副会長は、意見表明権を巡る課題について報告。「子どもは自己決定権が不完全。家事事件に限らず、あらゆる訴訟で法定代理人による保障が必要だ」と訴えた。

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