【ロンドン共同】英製薬大手アストラゼネカは10日、新型コロナウイルスワクチン「バキスゼブリア」について、市場から撤退すると明らかにした。既に生産と供給を終えた。世界に30億回分を超えるワクチンを供給してきたが、変異株に対応した新たなワクチンが相次ぎ開発され、需要が落ち込んでいた。  バキスゼブリアは英オックスフォード大と共同開発。2021年1月に英国で接種が始まった。アストラゼネカは「パンデミック(世界的な大流行)の収束において、重要な役割を果たした」と表明した。別に開発中のワクチンがあるという。


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