福島県庁を訪れ、内堀雅雄知事(左)と握手する兵庫県の斎藤元彦知事=10日午前

 兵庫県の斎藤元彦知事は10日、福島県を訪れて内堀雅雄知事と面会し、阪神大震災から30年となる来年に兵庫県で開く「創造的復興サミット」について「災害前より良い社会をつくるという理念をみんなで考え、後世に伝えたい」と成功への協力を求めた。内堀氏は「連携して取り組みたい」と応じた。

 斎藤氏は「兵庫や福島の取り組みを国内外に発信したい」と強調。内堀氏は賛同した上で、東京電力福島第1原発事故の避難者の受け入れなどに対する謝意を伝えた。

 斎藤氏は原発事故で一時全村避難となった飯舘村も訪問し、除染土の一部を農地造成に再利用する実証事業現場を視察した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。