パドレス戦の1回、4号ソロ本塁打を放つドジャース・大谷選手(ロサンゼルス)=共同

【ロサンゼルス=共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)は12日、同選手の口座から不正送金した銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平容疑者(39)が裁判所に出廷し、事件が区切りを迎えた中で本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦に臨み、第1打席で節目の本塁打を放った。一回に今季4号となるソロを左中間席に運び、メジャー通算175号として松井秀喜さんの日本選手最多に並んだ。

試合前の練習では笑顔を見せながら、昨年9月に受けた右肘手術からのリハビリでキャッチボールに取り組んだ。ロサンゼルス・タイムズ紙の取材に大谷選手は「捜査に感謝している。個人的には一区切りとし、野球に集中したい」と語った。

ロバーツ監督は「事態が少し明確になったことで、翔平も前に進めると思う。われわれで彼をサポートしていくことに変わりない」と述べた。

違法賭博への関与発覚後、初めて公の場に姿を見せた水原容疑者は大谷選手との接触禁止などが設定されて保釈された。

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