記者会見する東海大の山田吉彦教授=10日午後、沖縄県石垣市

 沖縄県・尖閣諸島を行政区域に含む石垣市が4月に尖閣周辺で実施した環境調査を委託された東海大の山田吉彦教授が10日、市役所で記者会見し「魚釣島の海岸に漂着するごみが増え、ヤギによる食害で植生が衰退するなど環境の悪化が進んでいる」と説明した。ドローンでの撮影により、魚釣島北側の斜面崩落も新たに判明した。  山田教授によると、島北側で多数のヤギの生息を確認。草木が減ったことによって島の保水能力が落ち、河川の本数が減っていると分析。「生態系に影響があるかもしれない」と指摘した。  調査は2022年1月以降3度目で、今回は4月25、26日に船が1度ずつ出港し、中山義隆市長が同行した。


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