沖縄県が作成した、旧日本陸軍の第32軍司令部壕のパンフレット

 首里城(那覇市)の地下に築かれ、1945年の沖縄戦で軍事的中枢だった旧日本陸軍の第32軍司令部壕を広く知ってもらおうと、沖縄県は10日、壕の構造や役割をまとめたパンフレットを発表した。担当者は「修学旅行や観光で訪れる際、平和学習に活用してもらえればと作成した」と話している。  総距離約1キロとされる壕の全体像を図解で示し「蒸し暑く、悪臭が充満していた」といった証言や、焼失した周辺の文化財を紹介。坑道から見つかった通信機器や銃、近年の調査で撮影した坑道内部の写真を掲載した。  県の特設サイト「第32軍司令部壕」から閲覧やダウンロードが可能。


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