ドイツ北部ウィルヘルムスハーフェンでは7日、インド太平洋地域へ派遣される海軍の補給艦の出港式が行われ、ピストリウス国防相も出席しました。

補給艦は、フリゲート艦と合流しこの夏、アメリカ軍が主催する多国間の軍事演習に参加したあと、8月には日本へ向かい海上自衛隊との共同訓練も予定しているということです。

ドイツ政府は、海洋進出の動きを強める中国を念頭にインド太平洋地域への関与を強化する方針を打ち出し、2021年から軍の派遣を始めています。

ことしは、海軍だけでなく空軍も同時期に派遣することにしていて空軍は、6月中旬から8月中旬にかけて戦闘機などを派遣し日本で航空自衛隊との共同訓練も予定しています。

ドイツ軍は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、バルト海などでのロシアへの警戒活動の負担が増しています。

ただ、ピストリウス国防相はインド太平洋地域の安全も重要だとした上で「関係国とのパートナーシップを強化し、信頼され存在感のある立場を確固たるものにしたい」と派遣の意義を強調しました。

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