ロシアの国営通信によりますと、中部の都市カザンで21日、ウクライナの無人機による攻撃があり、空港が一時閉鎖されたほか、火災が発生するなどの被害が出ましたが、死傷者はいませんでした。

カザンは、モスクワから東に800キロほど離れた都市で、ことし10月には中国や、ロシアなどの新興国でつくるBRICSの首脳会議が開かれました。

欧米メディアは、前線から1000キロ以上も離れたロシア領内の奥深くへの攻撃だと指摘しています。

今回の攻撃について、ロシア外務省のザハロワ報道官は21日、声明で「BRICS首脳会議の成功に対する一種の復しゅうでもあり、ロシアでダイナミックに発展する地域の住民を威嚇する試みでもある」と主張し、非難しました。

ウクライナのゼレンスキー政権は、飛行距離の長い無人機の開発や製造に力を入れています。

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